コラム

【飲食店オーナー必見】モバイルオーダーの導入費用は?必要経費やランニングコストを解説

【飲食店オーナー必見】モバイルオーダーの導入費用は?必要経費やランニングコストを解説
目次

モバイルオーダーを導入したいけれど必要経費が気になる

導入費用以外にもどんなコストがかかるのか知りたい

できるだけ安くモバイルオーダーを導入したい

オペレーションの効率化や顧客満足度を高めるために「モバイルオーダー」を導入している飲食店が増えています。自社での導入を検討しているものの、どれくらいコストがかかるのかわからず踏み切れない飲食店オーナーも多いのではないでしょうか。

本記事では、モバイルオーダーの導入を検討している飲食店の方に向けて「モバイルオーダーの導入費用」についてまとめています。

この記事でわかること

  • モバイルオーダー導入によるコストメリット

  • モバイルオーダー導入に必要な費用

  • 導入費用を抑えるポイントと注意点

モバイルオーダーの導入費用や必要経費が事前にわかれば、安心して導入できます。導入を検討している飲食店の方は、ぜひ参考にしてみてください。

なお「Camel Order(キャメルオーダー)」ならば、月額1万円代月1万円以下で簡単にテイクアウト・デリバリーに対応したモバイルオーダーを導入できます。費用のご相談など、お気軽にお問い合わせください。

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モバイルオーダーとは?費用面での導入メリット

モバイルオーダーとは、お客様のスマートフォンやタブレットからメニューの注文や閲覧ができるシステムです。

テーブルに設置されたQRコードを読み取るか、専用アプリをダウンロードすれば、お客様が自身のタイミングで注文できます。

店舗側としても店員が注文を取りに行く必要がなくなるため、オーダーミスによるロスや人件費の削減にもなります。費用面に多くのメリットがあるため、導入を検討する飲食店は年々増加中です。

消費者の約49%がモバイルオーダーを利用している

モバイルオーダーを利用したことがある人は48.8%という調査結果があります(参考:株式会社リクルート「外食市場調査2024」)

感染症の拡大で、非接触での注文・受け渡しやテイクアウトの需要が高まり、時代にマッチしたモバイルオーダーは、近年急激に利用者が増加しました。

今後はさらに普及することが予想されるため、早めに導入を検討しておくことをおすすめします。

モバイルオーダーを導入するとできること

モバイルオーダーはお客様と店舗の双方にとって、便利な機能が備わっています。以下に、それぞれの視点でできることをまとめました。

お客様ができること


商品の閲覧

・メニューを写真付きで確認

・おすすめ商品や人気ランキングを閲覧

注文

・好きな商品をカートに入れ、数量やオプションを指定して注文

決済

・クレジットカードや電子マネーなど、さまざまな決済方法で支払い

また、モバイルオーダーと周辺システムを連携することで、以下のような機能を追加可能です。

店舗ができること


注文管理

・注文をリアルタイムで一括管理可能

・注文履歴の確認や、キャンセル処理なども簡単に行える

売上管理

・売上データを自動集計、一元管理

・日別・月別などのレポートを作成

・顧客の購買行動可視化

レシート印字

・注文内容をレシートとして印刷

POS連携

・既存のPOSシステムと連携

・売上データの一元管理や在庫管理

モバイルオーダーで気軽にキャッシュレスで注文できるだけでなく、行列に並ぶ必要がなくなるなど、お客様としてもメリットもたくさんあります。

もちろん店舗側としても、作業を簡略化して効率的に業務を進められるようになるので、職場環境の改善や収益向上も見込めるでしょう。

導入すると得られるコストメリット

モバイルオーダーを導入すると、コスト面でさまざまなメリットがあります。

人件費の削減

お客様が注文を行うため、店舗スタッフの業務負担が減り少人数で店舗運営できる

ロスの削減

注文ミスが減り、食品ロスの削減になる

売上の増加

注文するまでの時間を短縮できるため、回転率が上がり客単価や売上アップに繋がる

モバイルオーダーは業務効率の改善だけでなく、売上アップにも繋がるため、導入コスト以上の投資効果が期待できます。

モバイルオーダーを導入することで、人件費を削減し、売上アップが見込めます。

コストメリット

要因

人件費の削減

  • 注文受付の自動化

  • レジ業務の効率化

  • キッチンへの正確な指示

  • 電話対応の削減 (システムによる場合)

  • 新人教育の簡略化

売上の増加

  • 顧客単価の向上

  • 衝動買いの喚起

  • 混雑時の機会損失防止

  • データ分析による販売促進

  • 多言語対応によるインバウンド需要の取り込み

  • テイクアウト・デリバリー強化

  • リピーター育成

人件費の面では、お客様自身による注文とスマホ決済でレジ業務が簡略化されるため、注文・レジ業務のスタッフを効率的に配置できます。また、スタッフの注文ミスが減ることで、作り直しなどのロスを削減し、コストダウンに繋がります。

予約や問い合わせ対応をシステム化することで、電話対応の時間を削減可能です。操作が簡単なシステムは、新人教育の時間を短縮し、早期の戦力化を後押しします。

売上の面では、おすすめ表示や関連商品の提案が顧客単価の向上を促し、手軽な追加注文は顧客の消費意欲を高めます。注文待ち時間の短縮は、混雑時でも多くのお客様に対応できるようになり、機会損失を防ぎます。

顧客データを分析することで、効果的な販促活動を展開できます。多言語対応は外国人観光客の取り込みを促進し、テイクアウトやデリバリーといった新たな販路を開拓することも可能です。さらに、ポイント付与などで顧客の再来店を促し、安定的な売上を確保します。

このように、モバイルオーダーを導入することで、人件費削減と売上増加の両面から、飲食店の収益向上を狙うことができます。

モバイルオーダー導入にかかる費用

前提として、モバイルオーダーシステムには「サブスクリプション型」と「個別開発SIer型」の2種類があります。

サブスクリプション型

(一般的)

・初期投資を抑えられ、スモールスタートに最適なプラン

・月額料金と決済手数料で運用し、成長に応じてスケール可能

・新規店舗やデジタル化初期の店舗に特に人気

個別開発SIer型

・システムの細かなカスタマイズや独自の決済開発が可能

・初期費用は高めだが、月額費用はほぼ発生しないのが特徴

・決済手数料不要のケースもあり

モバイルオーダーシステムは一般的にサブスクリプション型ですが、マクドナルドのように自社アプリを個別開発する場合は、導入費用が数百万~数億円かかります。基本的にはサブスクリプション型のサービスから選ぶと良いでしょう。

サブスクリプション型のモバイルオーダーの導入には、導入費用や月額料金などのコストがかかります。以下の表に、代表的な費用項目をまとめました。

費用項目

費用相場

システム導入費用

0~5万円

月額料金

1,000円〜3万円

設備費用

数十万円~100万円

決済手数料

売上の~20%程度

サポート費用

サービスによって異なる

例えば、システム導入費用が5万円+ランニングコスト(月額費用・サポート費用等)3万円の場合における、導入初年度の総費用と2年目以降の費用は以下の通りです。

導入初年度総費用

導入費用:5万円

ランニングコスト:36万円(3万円×12ヵ月)

合計:41万円

2年目以降の費用

ランニングコスト:36万円(3万円×12ヵ月)

合計:36万円

サービスによって各費用は大きく変わるため、まずはお問合せをして見積りをもらいましょう。

導入費用

モバイルオーダーの導入費用は、一般的に0〜5万円程度が相場と言われています。ただし相場は目安であり、店舗の規模や導入する機材の数によって変動すると考えてください。

モバイルオーダーサービスの導入は、自社独自のアプリやサイトを構築する個別開発SIer型の場合は数十万~の費用がかかります。しかし最近ではすでに完成されたシステムを月額費用で利用できるサブスクリプション型が主流なので、導入費用を抑えることができるようになってきました。

月額料金

モバイルオーダーの月額費用は1,000円〜3万円程度です。

月額料金にはシステムの利用料だけでなく、保守サービスやサポート体制、機能のアップデートなどが含まれているケースもあります。

月額料金を無料で提供しているサービスもありますが、機能が制限される場合が多いため注意が必要です。

設備費用

モバイルオーダーの導入にあたり、以下のような設備費用が発生します。

  • 注文確認のためのタブレット端末

  • キッチンプリンター

  • Wi-Fiルーター

店舗の規模や導入する機器の種類によって異なりますが、すべて揃えるには数十万円〜100万円程度かかります。

とはいえ、店舗にある設備を利用できる場合もあるので、実際に問い合わせて必要な設備を洗い出し、費用の見積りをもらいましょう。POSレジとの連携には追加のハードウェアが必要になる場合があるため、事前に予算を立てることが大切です。

決済手数料

キャッシュレス決済(クレジットカードやQRコード決済)を利用する場合、売上の2%〜5%程度の決済手数料が発生します。この手数料の流れは以下のようになります。

  1. モバイルオーダーを提供する会社(ベンダー)が決済代行会社と契約を結ぶ

  2. 飲食店は決済手数料をベンダーに支払う

  3. 手数料率はベンダーと決済代行会社の契約内容によって変わる

月額料金が無料のプランでも決済手数料は必ず発生します。契約前に必ず手数料率を確認しましょう。

ベンダーとは

「販売業者」や「供給業者」を指す言葉。IT業界やビジネスシーンでは、特定の製品やサービスを開発・提供する企業や組織のこと。

サポート費用

モバイルオーダーシステムを導入後も安心して運用するために、サポートにも費用が発生する場合があります。

システム導入時のスタッフ研修や保守管理、売上レポートの分析などは、月額利用料とは別に料金が設定されることが一般的です。充実したサポートを求めるのであれば、サポート費用も考慮しておく必要があります。

契約前にどのようなサポートが含まれているのか、費用はいくらなのかをしっかりと確認しておきましょう。

モバイルオーダーの導入費用を安く抑える3つのポイント

モバイルオーダーを導入する際に少しでもコストを安く抑えるためのコツを紹介します。

  • 利用する機器を最小限にする

  • 無料トライアルを活用する

  • 店舗に合ったプランを選択する

それぞれ解説します。

利用する機器を最小限にする

モバイルオーダーの導入費用を抑えるには、機器の台数を最小限にしましょう。

例えば、各テーブルにタブレット端末を設置するタイプは、端末代が高額になります。代わりに、お客様のスマートフォンでQRコードを読み取り注文するシステムにすれば、店舗側で用意する機器を削減し導入費用を大幅に削減できます。

また、POS連携や予約台帳連携など、連携機能が増えると費用も増えるケースがほとんどです。導入時は他機能との連携はあまりせずシンプルに始めることで、費用を抑えて導入できます。

無料トライアルを活用する

無料トライアルを活用するのも一つの手段です。

導入後に「思っていたサービスではなかった…」となると、導入コストが無駄になってしまいます。そのため、初月無料キャンペーンがあれば積極的に利用してみましょう。各サービスの担当者に問い合わせてみてください。

ただし無料トライアルでは利用できる機能が制限される場合もあるので、機能や決済手数料など、詳細を確認してから判断しましょう。

店舗に合ったプランを選択する

店舗の運営に合ったプランを選択することで、費用を無駄なく抑えられます。多機能なカスタムプランは魅力的に見えますが、すべての機能が必要とは限りません。例えば、テイクアウトの需要が少ない店舗であれば、テイクアウト機能は不要です。

また、外部サービスと連携するかによっても料金は変動します。普段利用しているサービスがモバイルオーダーと連携できるか事前に確認し、ニーズに合ったプランを選びましょう。

導入前にサービス担当者としっかり相談し、自社にあったシステムを導入しましょう。

危険!モバイルオーダーの導入費用を抑えるときの注意点

モバイルオーダーを導入する際に費用を抑えることばかり考えていると、後々思わぬトラブルや不満に繋がる可能性があります。コストを考えるうえでの注意点を確認していきましょう。

  • 初期費用の安さだけで決定しない

  • 必要な機能を削りすぎない

  • サポート体制が不十分なサービスを選ばない

  • 契約期間や解約条件確認しておく

  • 実績が極端に少ないサービスは避ける

これらの注意点を理解したうえで、サービスを比較検討してください。

初期費用の安さだけで決定しない

モバイルオーダーの導入費用を検討する際、初期費用の安さだけで判断しないようにしましょう。初期費用が安い場合でも、月額費用が高額だったりオプション費用が積み重なったりするケースがあります。

初期費用が安くても月額料金や決済手数料など、継続的にコストがかかる場合がほとんどです。導入費用とともに、ランニングコストもしっかりと見積もりをもらい、トータルでいくらかかるのかで比較しましょう。

必要な機能を削りすぎない

コスト削減のために必要な機能を減らしすぎると、想定したような効果が得られない可能性があります。また、お客様が求めるサービスを提供できなくなり、顧客満足度が下がってしまう場合もあります。

導入後にオプション機能を追加しようとすると、割高になることが多いため、はじめから必要な機能をしっかりと見極めて選定してください。

サポート体制が不十分なサービスを選ばない

価格の低さだけでモバイルオーダーを選ぶと、導入後のサポート不足で業務に支障が出る恐れがあります。トラブル発生時や操作方法がわからないときに、適切なサポートを受けられない場合があるためです。

システムトラブルが発生すると、その間の店舗運営が困難になり、売上に大きく影響します。

導入前にサポート体制の有無やサポート内容を確認しましょう。

契約期間や解約条件確認しておく

モバイルオーダーの契約期間や解約条件を確認せずに契約すると、予期せぬトラブルに発展することがあります。

例えば下記のような点は、問題になりやすいので注意が必要です。

  • 最低契約期間

  • 途中解約時の違約金

  • 自動更新時の確認連絡の有無

  • サービスやサポートの範囲

こうした内容を契約前に把握しておくことが重要です。

実績が極端に少ないサービスは避ける

モバイルオーダーを導入する際、実績がないサービスは避けておくのが無難です。実績が少ないサービスは、導入後のトラブルや不具合が多い、サポート体制が不十分といったリスクが考えられます。

一方で、多くの飲食店に導入されているサービスは、実績が豊富で信頼性が高いことが多く、トラブル時のサポートも充実しています。

絶えずお客様が来店する飲食業界は、スピーディーかつ安定した対応が求められます。他店での成功事例があるサービスを選べば安心して運用できるでしょう。

費用・機能のバランスが取れたモバイルオーダーを選ぼう

モバイルオーダーの導入費用は、サービスを提供している会社によって異なります。

導入店舗が急増しているため、低価格なサービスも数多く登場していますが、自店舗のニーズに合わせて費用や機能のバランスが取れたモバイルオーダーを選びましょう。

モバイルオーダーについてさらに詳しく知りたい方は関連記事「モバイルオーダー」を参考にしてみてください。

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